ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、離職率の高い業界についてです。
転職にあたっては、当然のことながら離職率の低い企業に転職したいと考える人ばかりだと思います。
そこで、今回は、離職率の高い業界をお教えいたします。
以下に記載されている5つの業界は、厚生労働省による、平成28年上半期雇用動向調査結果の概況に基づき、全業界平均の離職率8.8%を超えている業界のワースト5をピックアップしたものになります。
1.宿泊業、飲食サービス業(離職率16.7%)
宿泊業とは、ホテル、旅館経営のことです。
飲食サービス業とは、居酒屋、ファストフード店、飲食チェーン店のことです。
毎年ダントツで離職率が高止まりしている業界です。
居酒屋のワタミで過労自殺の問題が発生するなど、労働環境の整備が十分にされていない企業が多いのが実態です。
この業界は平均年収も非常に低いのが現状です。
給与が低いうえに労働時間も長い労働環境では、離職率が高くなっても仕方がないといえるでしょう。
2.教育、学習支援業(離職率11.9%)
教育、学習支援業とは、公立私立学校法人、通信教育、学習塾、ピアノ教室、英会話スクールなどのことです。
この業界も時間外労働が非常に多く、また、昨今の教育現場に向けられる厳しい視線にともなうストレスから、離職率も高くなっているのが実態です。
3.生活関連サービス業、娯楽業(離職率10.5%)
生活関連サービス業とは、クリーニング屋、美容室、温泉、旅行代理店、ブライダル関連、葬儀関連のことです。
娯楽業とは、映画館、競馬・競輪、パチンコ店のことです。
美容室やブライダル関連などは女性に人気の高い仕事ですが、給与が低い場合が多く、長続きしないのが実態です。
4.サービス業(他に分類されないもの) (離職率9.8%)
サービス業(他に分類されないもの)とは、廃棄物処理業、派遣業、レッカー車業、自動車整備、機械修理、宗教などのことです。
いわゆる3K(汚い、きつい、危険)に該当する業界が含まれています。
このような労働環境では、なかなか社員も定着しないのが実態です。
5.医療、福祉(離職率9.1%)
医療、福祉とは、MR、介護、看護師、薬局、医者などのことです。
拘束時間も長い上に、夜勤などの変則的なシフトを強いられる肉体的にキツい業界です。
医者であれば、大変であっても高給のため見合うと思いますが、そうでない職種となると、長くは持たないことが多いです。
最後に
上記5つの業界の中にも優良な企業がないわけではありません。
ただ、離職率の高い企業が多いのも事実ですので、希望する企業が上記業界に該当していた場合は、十分な企業リサーチを行うようにしましょう。
また、こういう業界に転職する時こそ、うまく転職エージェントを活用して、企業情報をしっかり入手すべきです。
是非とも、おすすめの転職エージェント・転職サイトを参考にしてみてくださいね。
以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。