給料が安い。転職すれば給与アップの可能性があるの?|転職での疑問


ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、転職すれば給与アップの可能性があるのか、についてです。

現在の業務内容や仕事仲間には全く問題がないけれど、とにかく給料が安いのが不満、と思っている人は結構いらっしゃるのではないでしょうか?そういう方は、それ以外の問題がないため、環境がガラリと変わってしまう転職に対しては躊躇してしまうことも多いでしょう。

ただ、勇気をもって転職を検討することになったとして、あなたが転職によって給与がアップする可能性は本当にあるのでしょうか?

今回は、この件について以下に整理してみましたので、是非、参考にしてくださいね。

1.自分の市場価値を確認する

必ず給与アップを実現するために転職を検討する場合、最初にすべきことがあります。それは自分の市場価値を客観的に確認することです。今の自分にはどの程度の価値があるのかを確認しなければ、今の給料が安いのかどうかを判断出来ないためです。

市場価値が高いことを確認できれば、思い切って転職を決断して給与アップを目指しましょう。

ただ、残念ながら市場価値があまり高くないことがわかれば、現時点での給与アップを目的とした転職は控え、現在の勤務先で、もう少しキャリアを積む等を検討した方がいいでしょう。

なお、転職によって給与をアップさせるためには、原則として今までのキャリアを生かした形での転職を目指すことになります。未経験の職種への転職では、給与アップは難しくなります。転職市場では即戦力を求められますが、未経験の職種への転職では即戦力になれないためです。

①年収査定・年収診断サービスの活用

自分の転職市場での価値を客観的に確認するために、年収査定・年収診断サービスを活用してみましょう。

自分のプロフォールや職務経歴を登録することにより、年収査定・年収診断をするサイトが多数あります。Googleに「年収査定」と入力して検索すると、DODAなどを含めた多数の年収査定サービスを見つけることが出来ます。是非、活用してみましょう。

②求人検索

年収査定・年収診断サービスを使わずに、転職市場での自分の価値を客観的に確認する方法があります。転職サイトで求人検索をしてみる、というシンプルなやり方です。

現在行っている自分の仕事の、職種・業種(任意)・勤務地、に基づいて検索した結果の求人を見てみましょう。その求人の中の応募要件を見て、自分が合致している分があったら、年収の条件を見てみましょう。その年収を見ると自分の市場価値がある程度わかります。

年収の条件は、○○○百万円~○○○百万円、とレンジで記載されている場合も多いと思いますが、自分の年収がそれ以下の場合はもちろんのこと、その中間であった場合も、上限まで上げることが出来る可能性があるわけです。

2.転職条件としての年収設定

上述の形で、自分の市場価値(年収)がわかり、それが今の年収以上であることが判明したら、転職するための条件として、希望する年収の設定をしましょう

年収査定サービスで出てきた年収にするというのはわかりやすいです。また、転職サイトで現在行っている自分の仕事を基に検索して表示された求人の年収条件の上限で設定してみるのもいいでしょう。

ただ、その金額が現在の年収よりあまりにも高くなる場合は(特に、転職サイトで現在行っている自分の仕事を基に検索して表示された求人の年収条件の上限で設定した場合にありがち)、現在の年収の1.5倍程度を上限として抑えておいた方が、年収交渉をする際に無理を感じないことになるでしょう。

3.求人への応募

転職の際の年収条件を設定できたら、いよいよ求人へ応募することになります。実際に求人へ応募する場合は、職種・業種・勤務地等の希望条件も設定することになりますが、以下では給与条件に絞ってご説明します。

①希望年収以上の求人への応募

給与アップを実現するために転職するわけですから、当然のことですが、希望年収以上の求人に応募するのが基本となります。

②希望年収未満の求人へ応募する場合

ただ、職種・業種・勤務地等の希望条件は全て合致するのに、希望年収を満たしていない求人しかない場合もありえます。

そのような場合であっても、まだ諦めないでください。実は、年収の条件は100万円程度の差までであれば交渉が可能だからなのです。詳細は、求人の給与条件より年収を100万円アップした、で触れていますので、是非、確認してみてくださいね。

4.給与条件の交渉

求人への応募後に、書類選考を無事に通過し、その後も面接を一次・二次とクリアしていくと、内定に向けての給与交渉が行われます。その際に備え、知っておくべきことを以下に整理しました。

①希望年収の説明

現在の年収を維持するのではなくアップさせるのであれば、可能な範囲でアップしたい理由を客観的に説明するようにしましょう

上記のように、年収査定・年収診断サービスを活用したり、現在の職務と同等な求人の年収を確認できているのであれば、それに基づいている旨を伝える形でもよいでしょう。また、同様な業務を行っている知人の年収を知っていて、それが自分の年収より高いのであれば、それを伝えることも考えられます。

②あおり

また、希望の年収を獲得するためのテクニックもあります。言葉を選びつつ、採用企業側をあおって希望年収を獲得する、という方法です。

具体的にですが、現在、他にも求人の選考が進行中で、その案件は、私の希望する年収条件をクリアしている、と企業に伝えるのです。
本当にそのような状況になっているのが理想的ですが、場合によっては、それがウソでも構いません。

企業側はいい人材を確保したいから求人をしているので、少し年収条件が劣っていることにより、有能で欲しい人材を他社に取られるのはどうしても避けたい、と考えます。
ですから、このテクニックは覚えておいて損はありません。

③転職エージェントを活用すると便利

給与条件の交渉は、なかなか自分でしづらいと思われている方もいらっしゃるでしょう。そういう方は、転職活動自体を転職エージェントを活用して行うとよいでしょう。

転職エージェントからは、マッチする求人の紹介や職務経歴書の添削、面接対策、などのサービスを提供してもらえますが、企業との年収交渉をはじめとした各種交渉もしてもらえますので、求職者からすれば大変助かるからです。

私が実際に活用して評価の高かった転職エージェントを、おすすめの転職エージェント・転職サイト、でご紹介しておりますので、参考にしてみてくださいね。

5.最後に

給与アップを実現するためには、企業側に対して、これぐらいのお金を出しても是非欲しい人材と思わせることが最も重要です。そのためには、面接の中でしっかり自己PRすることが必要になります

  • 応募要件を満たしている
  • 業務スキルが十分
  • ヒューマンスキルが十分

であることをしっかりと伝え、どうしても欲しい人材と思わせるように努めましょう。それが出来なければ、給与アップ以前に転職で内定を獲得することすら出来ませんから。

そのためには、面接対策がとても重要になります。面接対策の詳細については、転職時の面接でよく出る質問転職活動で成功する面接のポイント転職時の面接でよく出る質問の回答例、で説明していますので、是非、参考にしてくださいね。

以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。

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