転職で有利になる資格って、どんな資格なの?|転職での疑問

ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、転職で有利になる資格についてです。

転職を検討している方は、ライバルがたくさんいる中で少しでも有利になるように、資格の取得を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

では、資格を取得していたら転職の際に本当に有利なのでしょうか?

結論から申し上げますと、本当に有利です。
ただし、どんな資格でも転職において有利になるわけではありません。

そこで、以下では転職で本当に有利になる資格を厳選してご紹介いたします!

前提として、特定の業種・職種のみで必要となる資格ではなく、広く役立つおすすめの資格に限定しておりますので、ご了承ください。

1.すぐに取得可能で、転職に有利な3つの資格

資格を取得するといっても、その勉強に長時間を要したり、合格率が非常に低いものはハードルが高く、挫折しやすいので、まずは取得しやすく(6ヶ月以内)、しかも、転職に有利になる資格を3つご紹介いたします。

①普通自動車免許第一種

皆さんもご存知の通り、普通自動車免許第一種は、日本における道路交通法上の免許区分のひとつで、自動車や原動機付自転車を一般的な目的で運転する場合に必要となる免許です。

資格取得のメリット

DODAの調査では、最も多くの求人で必須条件とされている資格が普通自動車免許第一種で、全求人の1割程度で必須とされていた、という報告があります。

特に、営業など外回りが多い仕事で、車でしか行けない場所に営業する場合や、営業でなくても、地方の企業等で、オフィスの立地が都心部でない場合などでは、社用車等の利用も頻繁となるため、自動車免許を取得していないと採用してもらえない求人があります。

地方では、そもそも車でないと通勤すら難しい、そんな求人も多数あります。

自分が希望する求人が普通自動車免許第一種が必須であることも十分考えられますので、是非取得しておきましょう。

資格取得に関する情報

普通自動車免許第一種は、学生の時に取得している人が大半だと思いますが、社会人になってからの取得となると、時間の確保が難しい方も多いでしょう。

そういう方は、下記の3つを踏まえ、自動車教習所を選定しましょう。

  • 通勤ルート上にある
  • 土日検定がある
  • 夜間コースがある

また、免許取得までにかかる費用は、すぐに取得できるおすすめ3つの資格の中では最も高く、30万円程度は必要になります。

②日商簿記検定


日照簿記は、商工会議所法の規定に基づき、日本商工会議所および各地商工会議所が実施する検定試験のうち、簿記に関する知識・技能について検定する資格です。
級が1級~3級まで分かれています。

資格取得のメリット

日商簿記検定は、会計知識の基礎に関する検定です。
ですから、経理業務や管理職の希望者はもちろんのこと、お金を扱うことの多い営業でも資格取得のメリットがあります。

この資格を持っていると、企業側はあなたのことを、数字について一定レベルの知識がある人、と判断するので、他の応募者よりも選考が有利になることは多いです。

3級は、簿記の基礎知識があるレベル、2級は企業の財務担当者として必要な知識があり、企業の経営管理に役立つレベル、と言われていますので、経理業務や管理職を希望する方は2級の取得をおすすめいたします

なお、簿記の知識を身につけることにより、この後に触れる中小企業診断士などの資格取得に際しても有利になります。

資格取得に関する情報

3級は、商業簿記のみの学習で、仕訳処理や経理関連書類処理など、最も基礎的な実務ができる知識が身につきます。
取得に必要な学習時間の目安は、1~2ヶ月以上/約70時間と言われています。

2級は、経営管理・財務担当者には必須の知識とされる財務諸表の読解力が身につき、経営内容を把握できるようになります。
取得に必要な学習時間の目安は、3~4ヶ月以上/約200時間と言われています。

1級は、公認会計士・税理士などの国家資格への登竜門であり、非常に高度な商業簿記・工業簿記・原価計算・会計学を学び、会計基準・会社法・財務諸表規則などの企業会計に関連する法律を理解し、経営管理や経営分析ができるようになります。
取得に必要な学習時間の目安は、5ヶ月以上/約500時間と言われています。

簿記の2・3級であれば、一般的な参考書を購入して独学での合格も十分可能です。
1級を目指す方は、講習を受講したり、内容の充実した通信教育テキストを購入する等の対策をおすすめいたします。

③ITパスポート

ITパスポートは、情報処理の促進に関する法律の規定に基づき、経済産業大臣が実施する国家試験である情報処理技術者試験のひとつで、対象者像は「職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者」とされています。

簡単に言うと、ITに関する基礎知識が証明できる国家資格ということです。

資格取得のメリット

ITパスポートの試験は、経営戦略・情報管理・情報技術、の3分野から構成されていますので、ITに関する知識に限らず、経営戦略やマーケティング・財務会計・法務など、企業で働く上で重要となる経営に関する基礎知識を学べます

今の世の中では、IT関連の職種以外でも、ITに関する基礎知識は必要不可欠となっています。
この資格を取得することにより、その知識レベルを客観的に示せるので、企業にあなたのITリテラシー等をPRできるのです。

資格取得に関する情報

ITパスポートは、一般的な参考書を購入して独学での合格できます。
取得に必要な学習時間の目安は、普段パソコンを使用している方であれば、約200時間と言われています。

2.取得まで時間を要するが、転職に非常に有利な2つの資格

次に、取得までに時間は要しますが、転職できる企業に幅を広げたり、選考の際に非常に有利となる資格を2つご紹介いたします。

①TOEIC

TOEICとは、英語を母語としない者を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験です。
これは資格ではないのですが、転職に非常に役立つものですので、簡単に紹介いたします。

資格取得のメリット

世の中のグローバル化が進む中、多くの仕事で英語を使用するシーンが非常に増えています。
外資系企業はもとより、海外への輸出産業の企業など、英語力を求める企業がどんどん増加しているため、TOEICで高得点を獲得すると、転職では有利になります。

最近では、求人の中にもビジネスレベルの英語力を必須とするものが非常に多くなってきており、そういう求人は給与条件も非常に高いものばかりです。

資格取得に関する情報

企業が求めるTOEICの最低ラインは600点です。
外資系企業や企業の国際業務担当部門での勤務を希望される方は800点以上が求められます。

全く英語がしゃべれない人と、ある程度の日常会話が出来る人では、対策内容や上記ラインまでの到達期間も大きく変わってきますので、詳しくはアルクのTOEICテスト対策などを参考にして、自分に必要な対策を検討してみましょう。

②中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則に基づいて実施される、経営コンサルタントに関する唯一の国家資格です。

名前に「中小企業」とついていますが、企業規模を関わらず、ビジネスに役立つ知識を幅広く学ぶことができますので、業種・職種を問わず、転職を有利にする資格の代表格といえます。

資格取得のメリット

この資格のメリットは、経営学・経済学・財務・法務・IT・SCM等のビジネスに役立つ、幅広い知識を身につけられることです。
そのため業種・職種を問わず、キャリアアップしたい方、管理職につきたい方を中心に、受験希望者が増加しています。

また、管理職に昇進するために、中小企業診断士の取得を必須とする企業も出てきているため、注目を集めています。

そういう知識を身につけていることを証明する資格ですから、当然のことですが、採用企業側にあなたのスキルを十分にPRできます。

資格取得に関する情報

中小企業診断士試験は一発で合格するのが難しい資格のため、1年目で出来るだけ多くの科目に合格し、2年目で完全合格を目指すのが現実的と言われています。

ですから、転職を思い立ってから準備するのでは遅いので、まずは自分のスキルアップという目的のために、早期に試験準備にとりかかりましょう。
資格取得できれば、将来的な転職の際に有利になるのは間違いありません。

資格取得の対策については、資格の学校TACの講座書籍などを参考にして、自分なりの対策を検討してみましょう。

3.補足

この時代、Excel・Word・PowerPoint等のオフィス製品が使えることは、社会人として当然のこととなっています。

そのため、ここではマイクロソフトオフィス製品の活用スキルを証明する資格であるMOS(Microsoft Office Specialist)を転職に役立つ資格として挙げてはいませんが、それらのアプリをあまり上手く使える自信のない方は、MOSの取得までは申し上げませんが、自己啓発等によるスキル取得に取り組みましょう。

以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。

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