転職しようと決めた、同僚からのヒドい仕打ち|転職エピソード

私は、このブログのはじめに、我慢の先に素晴らしい未来などない、ということをお伝えしました。
これは、私が転職しようと決めた実体験に基づくものです。

私がこのような経験をしてきて、そのために、転職が自分の身を守るものになっていることを、転職しようか悩んでいる方にも聞いていただきたい、そういう思いで綴っております。

私が3回目の転職を決めたのは、同僚から職場で疎外され続けるという、ヒドい仕打ちを受けたことがきっかけでした。

異動で来たクセ者

その会社には中途で入社しました。
現在の社内システムを刷新するため、システム企画室を立ち上げたばかりで、私はその部署の責任者として配属されました。

そこに数名に部下がいましたが、その中の一人がクセ者でした。
現場のことに精通した社員がいた方がいい、との配慮から、上司が依頼して営業部から異動で来ていた社員でした。

私が社歴は浅いものの、営業部からの異動で来ていたその社員は、業務中は私を立てていました。
当初、仕事中は特に気になることはありませんでした。

ところが、ある飲み会の席で、その社員がかなり酔っぱらった時に、私に対して吐いた言葉が鮮烈過ぎました。

いつか、あなたをツブしてやる!」と。

飲みの席とはいえ非常に気になりましたが、翌日本人に聞いてみると、そのことは憶えていないとのことでした。
酔って記憶にない状態で言ったことなら、気にしないでおこう、その時は、そう思うことにしました。

プロジェクトでの謀反

それから半年が経ち、あるプロジェクトが佳境を迎えている時のことでした。
営業部とシステム企画室の考え方が一致していない部分があり、プロジェクトの進捗に影響が出ていました。

必死に妥協点を見い出すための努力をしていましたが、なかなか折り合いをつけられない状態が続いていました。

すると、その社員はある日突然、完全に営業部に寝返って、私の存在を無視し、全てを営業部の意向に沿う形で進め出しました。
それだけでなく、周りの同僚にも、今回のプロジェクトの進捗が芳しくないのは、全て私のせいだと吹聴し始めました。

クセ者のよる謀反の始まりでした。
それからの毎日は地獄でした。

周りは、社歴では私より長いその社員のことを全て信用し、私の発言は全て否定されるようになりました。
私が責任者だったにも関わらず。。。

その社員は、以前にも、職場で同様に傲慢な態度をとったり、女性社員と不倫したり等で、問題児扱いされていることを後から聞かされました。

あの飲み会での発言も、実は本気だったんだ、とその時になって判りました。

ただ、既に時は遅く、私は完全に孤立しており、何ひとつまともな仕事ができない状態になっていました。

転職を決断して、全ての問題は解決した

出社するのが辛く、頭痛や嘔吐にも悩まされ、何度か休んだこともありました。
職場に行こうとすると気分が悪くなるのです。

上司は、その社員の過去の経歴を知っていたため、私に非があったとは思っておらず、ただ、今の部署では働きづらいだろう、との配慮から異動を検討いただいておりました。

ただ、私は情報システムの仕事がしたくて、その会社に入社したにも関わらず、違う部署に異動するということは、したい仕事に従事できなくなる、ということを意味していました。

上司のお気持ちは大変嬉しかったのですが、私はしたい仕事を継続することを優先することを決心し、転職先を見つけ、その会社は退職しました。

そして、転職により全ての問題は解決しました。

今となっては、あの時のヒドい仕打ちも笑い話に出来ますが、当時は、肉親の不幸とも重なっていたため、本当に本当に辛い日々を過ごしました。

我慢の先に素晴らしい未来などない。
改めてそう思ったのが、その時でした。

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