ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、転職の面接などで嘘をついても大丈夫かどうか、についてです。
転職活動を進めていくと、求人の求めているものと、自分の経歴・スキルや自分の本音がマッチしないことが発生することが多々あります。
そういう場合に、転職活動をうまく進めていくためには、本音を伏せる、も含めて、嘘をつくことをしたくなるものです。
では、そのような理由があるとは言え、転職活動で嘘をつくなどという、そんな大胆なことをしても全く問題ないのでしょうか?
今回はこの件について以下に整理してみましたので、是非参考にしてみてください。
1.履歴書の記載内容
履歴書の記載内容に関する嘘をついてはいけません。
学歴・職歴等に関する虚偽の記載をしたとしても、調査されると必ずバレてしまいます。
過去の経歴は、在籍した学校や企業にしっかり刻まれていますから。
もし、履歴書の詐称をしないと内定をもらえないと思うような企業があったとしたら、それは縁がなかった、と諦めてしまう方が賢明です。
唯一、志望動機の欄については、嘘をつくに近いのですが、本音を書く必要はありません。
詳細は、下記の「志望動機」の項目を参照ください。
2.職務経歴書の記載内容
職務経歴書の記載内容に関しても嘘をつかない方がいいでしょう。
過去のキャリアのひとつひとつは、経歴としてどこかに記録されている訳ではありませんので、嘘をついてもバレない可能性は高いです。
ただ、嘘をついて、ありもしないキャリアを記載して、そのキャリアを期待されて内定を出されてしまったら、入社後に非難を受けるのはあなたです。
基本的には上記の考え方が大原則ですが、職務経歴書に記載するスキルについては、嘘に近いことを記載するようなテクニックがない訳ではありません。
詳しくは、転職したいけどスキル不足の場合はどうすればいいの?、を参考にしてみてください。
3.面接の質問
面接で質問される項目は多数あります。
その項目の中には、嘘をついても大丈夫なものもない訳ではありません。
ですので、以下では項目別に整理してみました。
①履歴書・職務経歴書に記載した内容
上記した履歴書・職務経歴書の記載内容に準ずるため、基本的に嘘をついてはいけません。
あと、履歴書・職務経歴書の記載内容と異なったことを面接で話するのはご法度ですから、必ず一致させるように注意しましょう。
②志望動機
志望動機の欄については、嘘をつくに近いのですが、必ず本音を書く必要などありません。
本音の志望動機が「転職エージェントから奨められて、まあいいかな、と思った。」というケースも多いでしょうが、そこは大人なので、その企業のコーポレートサイト等で確認した企業理念に共感を感じた等の志望動機にしてしまう方がいいでしょう。
③転職理由
転職理由については、事実を記載しない方がいいことがあります。
ある意味、積極的に嘘をついた方がいいケースもあるのです。
この件の詳細は、転職理由 例文集、を参考にしてみてください。
④その他の項目
その他の面接で質問される項目についても、志望動機・転職理由と同様、バレることはほとんどありませんから、必要と感じた場合は嘘をついても大丈夫です。
正確には、自分を(その求人に対して)理想に近い人物像に仕立て上げ、その人物に成り切って面接を受ける、というイメージが近いでしょう。
それも、嘘と言えば嘘ですが、「嘘も方便」です。
転職、つまり中途採用では即戦力が求められるため、最も重要なことは経験してきたスキルです。
それに関する経歴・実績等については嘘をつく訳にいきませんが、それ以外については「うまくやる」ことも転職のテクニックです。
以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。