ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、引っ越しが必要になってしまう転職についてです。
なかなかいい求人がないので、勤務地を拡大して求人検索すると、いい求人に巡り会えることがあります。
ただ、その求人に応募して採用されると、今の住まいから通勤することは難しく、家族と一緒に引っ越しするか、単身赴任するしかない、という状況にもなるでしょう。
そういう場合、その求人は諦め、通勤出来るエリアでいい求人が出てくるのを待つべきでしょうか?
それとも思い切って、引っ越し・単身赴任を伴う転職を考えてみるべきでしょうか?
以下では、そのことについて整理してみました。
1.地方に住んでいて、都市圏によい求人があった場合
都市圏に比べ、地方は人口が少ない分、それに比例して企業数も圧倒的に少ないのが現状です。
そのため、自分が希望する条件の求人が地方ではなかなか見つけられないケースも多いです。
そういった中で、都市圏によい求人を見つけた場合ですが、私はその求人に応募することをオススメいたします。
地元にこだわることにより、希望年収より低い求人に応募して、その後、一生、お金に不自由する生活を送る。
もしくは、地元にこだわることにより、自分のしたい業種・職種の仕事に就けず、人生の長い時間を捧げることになる職場で、生きがいを感じることが出来ない社会人人生を歩む。
どちらも不幸な事だと思っています。
そういう、人生において損するような選択をするぐらいなら、地元を離れて新たな地で生活を始める方がメリットが大きいでしょう。
今の住まいが賃貸であれば問題は少ないですが、既に持ち家を購入している場合もあるでしょう。
その場合は、賃貸に出して家賃収入を得る、いう方法があります。
また、子供がある程度大きい場合は、学校の問題等で家族全員での引っ越しが難しく、単身赴任の選択をせざるを得ないこともあるでしょう。
そのような二重生活の場合は、生活費がかさむので、その生活費が増えたとしても、十分に余裕のある年収をもらえるのか、確認が必要です。
併せて、社宅の存在なども確認しておくといいでしょう。
地元を離れることは、人生において大きな選択です。
ただ、その経験を私もミドル世代になってから経験していますが、今となっては地元にこだわる必要なんてなかったな、と感じています。
私は今でも地元は大好きですが、ただ、地元にこだわっていると、経験できないことがたくさんあることも理解しています。
より良い人生を歩むための選択肢として、都市圏のいい求人に応募することは、十分に検討の価値があると私は考えています。
2.都市圏に住んでいて、地方によい求人があった場合
1.とは逆のケースです。
Uターンを希望している場合を除けば、都市圏は地方に比べ求人が圧倒的に多いので、通勤出来る範囲で、条件を満たす求人が出てくるのをもう少し待つことを優先してみた方がいいでしょう。
ただ、何らかの事情で転職活動期間のリミットが近いのであれば、その求人に応募することも検討は出来るでしょう。
最近は高齢化による労働人口の減少に伴い、積極的に都市圏在住の求職者を採用する地方の企業も増えています。
そういう企業は、単身赴任を選択した場合であっても、十分な帰省費用が支給される制度を準備していることもあります。
総合的な判断が必要だと思いますが、2.の場合でも状況次第では、その求人に応募することを検討できると考えています。
以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。