ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、Uターン転職する場合の留意点についてです。
大学入学のタイミングや、新卒での就職時に首都圏に出てきた方も多いと思います。
都会には都会の良さがありますが、数年経って、やっぱり地元に戻りたい、という思いに駆られ、もしくは様々な事情により、地元へのUターンを検討する方も出てくるでしょう。
そのUターン転職をする場合に留意すべき点についてご説明いたします。
1.首都圏に比べ、求人数が少ない
地方は首都圏に比べ、企業の数が圧倒的に少ないので、必然的に求人数も少なくなります。
こればかりは、致し方ありません。
そのため、どうしても譲れない条件を緩め・低めに設定しなければ、対象となる求人が少なくなってしまいます。
私は、転職の際に、今のキャリアを生かし、年収の高い求人の内定を獲得するために、職種だけでなく業種まで特定して転職することをオススメしています。
ただ、Uターン転職の場合は、求人数の問題があるため、業種まで特定することは避けた方がいいでしょう。
もし、職種・業種まで特定する場合は、転職活動が長期におよぶことを覚悟した方がいいでしょう。
2.首都圏の求人に比べ、給与が低い
これも避けられない問題なのですが、首都圏の求人に比べると、どうしても給与条件の低い求人が多くなってしまいます。
そのため、今の職場に大きな不満がなく、Uターン先にも事業所が存在する企業に勤務している場合は、その事業所に異動を希望することも選択肢として考えてみた方がいいでしょう。
ただ、そういう異動が叶わない場合は、転職を検討するしかないですが、給与条件が低いことを理由にUターンを諦めるべきでしょうか?
そんなことはないですよ!
首都圏は、家賃や飲食店の料金をはじめとした物価が地方に比べてかなり高いため、地方にUターンして年収が低くなったとしても、生活に不自由することは少ないはずです。
一般的には1~2割程度のダウンであれば、問題ないと考えられます。
ただ、どの程度の年収ダウンであれば許容範囲であるのかは、個人により事情も異なりますので、それをしっかり見極めて、その条件をクリアしている求人を探して応募するようにしましょう。
3.公共の交通機関で通勤出来ない求人がかなりある
首都圏の場合、公共の交通機関で通勤出来ない求人というのは、ほとんどないでしょう。
ただ、地方の場合は公共の交通機関で通勤出来ない求人がかなり存在します。
そういう企業は除外して転職活動をすればいい、と考えられる方もいらっしゃると思いますが、地方の場合は上記の通り求人数が少ないため、そんなことをすると応募出来る求人が少なくなってしまいます。
せっかく他の全ての条件を気に入っているのに、公共の交通機関で通勤出来ないだけで、その求人に応募しないのは非常にもったいないです。
また、地方では、通勤で車を利用する必要がなかったとしても、普段の生活のためや、休日を楽しく過ごすために、車は必須となると思っておいた方がいいでしょう。
首都圏にお住まいの方の中には、車を所有されていない方もいらっしゃると思いますが、Uターンされる場合は、車の購入は避けられない、と思っておいてくださいね。
4.最後に
上記で記載した内容は、Uターンに伴うネガティブな情報ばかりになってしまいました。
ただ、地方には地方ならではのメリットもたくさんあります。
都会ならではの渋滞・満員電車・行列はほとんどありませんし、身近に海・山・川などの自然があり、子供を育てたり、趣味を楽しむには本当にいい環境です。
Uターンを決意した方は、首都圏では出来ない地方ならではの生活を思いっきり満喫しましょう!
そのためにも、上記の事を踏まえ、転職活動を成功させましょうね。
以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。