ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、面接の時に言うべきではない退職理由についてです。
転職で最も重要視されるのが面接です。
その面接の中では、必ず質問される項目がありますが、「退職理由」もそのひとつです。
面接する企業側は、この質問を行うことにより、その人の社会人としての考え方等を確認し、採用したとしても全く同じ理由で辞めてしまう恐れがないかをチェックしたい、と考えています。
例えば、
- 周りの社員との協調性がない
- 不平・不満が多い
- 責任転嫁の癖がある
- 忍耐力が不足していて、またすぐに辞めてしまう
といった人物ではないか、という点を確認しようとしているのです。
ですから、自分が社会人としてネガティブな考え方や要因を持っていると捉えられかねない退職理由は言うべきではありません。
では、そんなネガティブと思われてしまう退職理由の例を以下に挙げます。
1.転職理由が、周囲との人間関係による問題の場合
周囲との人間関係が良くないことが転職理由であることを直接伝えることは避けるべきです。
もし、それを直接伝えてしまうと、面接官が、
「うちの会社でも、人間関係ですぐに揉め事を起こしてしまうのではないか?」
「人間関係を理由に、またすぐに退職してしまうのではないか?」
と感じてしまうからです。
では、周囲との人間関係が良くないことが転職理由の場合、どのように面接で話した方がいいか、ということが気になりますが、その詳細は、周囲との人間関係が原因だった場合の転職理由はこう説明しよう!を参考にしてみてください。
2.転職理由が、給与に対する不満である場合
給与の不満で、退職を検討する方は今でも非常に多いです。
ただ、給与への不満をダイレクトな形で転職理由として説明してしまうと、仕事内容ではなく、お金にしか興味のない人、というイメージを持たれる可能性もあり、あまりよくありません。
給与への不満は、努力や成果が正当に評価されないことが原因の場合が多いので、その点に置き換えて転職理由を伝えることが適切でしょう。
面接時にどのように表現すべきかについての詳細は、給与に対する不満がある場合の転職理由はこう説明しよう!を参考にしてみてください。
3.転職理由が、今の職場の残業が多い・休日が少ない場合
残業や休日出勤が多いと、ウイークデーでの心身の疲労がたまりやすく、また、ウイークエンドでその疲労を抜きにくく、その結果、仕事をするためのモチベーションを上げることが出来ないため、それを理由に転職を検討する人は今でも非常に多いです。
心身の病に侵される危険を感じる場合だってありえます。
ただ、月200時間の残業などの極端な例を除けば、単に「残業や休日出勤はしたくない」という気持ちを前面に押し出してしまうことは、転職活動における面接では避けるべきです。
どの会社でも、多かれ少なかれ残業はあるものであり、それをしたくない、というネガティブな気持ちを前面に押し出してしまうと、会社に非協力的な人間と解釈されてしまう恐れも高くなり、そうなると内定を獲得することが難しくなる可能性があるからです。
そのため、少し別の側面から表現し直した方がいいです。
面接時にどのように表現すべきかについての詳細は、残業が多い・休日が少ない場合の転職理由はこう説明しよう!を参考にしてみてください。
4.最後に
上記のケースも含め、現(前)職への不満を前面に出した形で、転職理由を説明してしまうと、我慢のできない人、というイメージを持たれやすく、面接対策としてよくありません。
そのため、上記3つの面接理由に関する説明事例にも記載しているように、現(前)職への不満はどんなことが原因で発生しているのかを深堀りしてみて、その根本原因にフォーカスした形で転職理由を整理するのが賢こいやり方です。
以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。