ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、転職可能な年齢についてです。
年齢が高くなればなるほど、転職は難しいといわれています。
では、何歳までなら転職が可能なのでしょうか?
以前は「35歳限界説」という言葉をよく聞いたものですが、現在はそういうことはありません。
だからとして、誰もが何歳になっても転職できる訳でもないので、その点を整理してご説明しますね。
1.年齢が高くなれば転職が難しくなる理由
転職ということは、採用する企業側としては中途採用を行うことになります。
中途採用というのは、社内の社員で賄えないポストを外部から採用するわけですが、そのポストにもいろいろあります。
企業のピラミッド型の組織の中で、下層の(給与の低い)ポジションであればポスト自体が多いので、空くポジションも比較的に多いです。
ただし、上層の(給与の高い)ポジションであればポスト自体が少ないので、空くポジションも少ないわけです。
年収が低くなっても構わないのであれば、下層のポジションに応募することも可能でしょう。
(年齢制限等の問題がなければ)
ただ、年齢が高くなればなるほど、年収も高いのが一般的で、そういう方が転職するのであれば、上記でいう数少ない上層のポジションを狙って転職することになってしまいます。
そうなると、誰もが想像できるように、転職は難しくなってしまうのです。
2.年齢が高くても転職が可能な人とは
上記したとおり、年齢の高い人は企業のピラミッド型の組織の中で、上層のポジションの空きを狙うことになりますので、一般的には、
- 管理(マネジメント)能力のある人
- 高度な専門的知識を有している人
が転職しやすいといえるでしょう。
管理(マネジメント)能力のある人とは、管理職経験者やプロジェクト責任者を経験した人が対象です。
高度な専門的知識を有している人とは、特定の分野で周りの社員に比べると頭ひとつ抜きん出ていると自分でも自負できる程度の知識を有している人、ということになります。
この2つの能力のいずれか、もしくは両方有していれば、年齢が高くても転職がしやすい人、と言えます。
逆に、それらを有していない人は転職自体を検討しない方が賢明です。
3.何歳までなら転職が可能なのか?
今までの話を踏まえ、転職って何歳ぐらいまで可能なものかをお伝えしたいのですが、何歳までは転職が可能で、何歳からは転職が不可能、といったおおよそのガイドラインを作るのは非常に難しいですね。
その人が何歳まで転職可能か、ということは、その人の持つ能力次第で変わるからです。
分かりやすい例えで言うと、課長としての管理能力を有してしている人は、係長としての管理能力を有してしている人に比べ転職が可能な年齢は高くなりますし、部長としての管理能力を有してしている人の転職が可能な年齢はもっと高くなります。
50代でも転職可能な人もいれば、30代で転職が難しくなる人も出てくる、ということです。
もし、年収がいくらに下がっても構わない、ということであれば、どんな人でも50代、60代まで転職可能ですが、今までの生活水準を維持する前提での転職を行うのが一般的ですから、玉虫色の回答にはなってしまいますが、上記の通りとなります。
ですから、現在の職場に様々な不満があったとしても、自分の能力を向上するために、そこでの業務を真剣に行うということは、その後の転職を考えた上でも大切になることを肝に銘じておきましょう。
以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。