失業保険をもらえる期間・金額ってどれぐらいなの?|転職での疑問

ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、離職時にもらえる失業保険の受給期間・金額についてです。

会社を退職してすぐに再就職することが出来なかった場合は、失業保険が給付されます。
その給付期間や金額は国のルールで決められていますので、これについて説明いたします。

先に申し上げますが、転職をする場合は、次の転職先を決めてから、離職期間がない形で再就職することが理想です。
つまり、失業保険を受け取らない形での転職をオススメいたします

失業保険を受け取れるまでの期間の制約もありますし、今までの給与と同等の金額という訳にもいかないため、会社から十分な給与が支給され、それで生活する方が経済的にも安心なためです。

ただ、その点は十分に考慮していたにもかかわらず、不幸にも離職期間が発生する場合もありえますので、その際はどんな形で失業保険を受け取れるのか、以下を参考にしてくださいね。

1.失業保険の待機期間

会社都合・自己都合の退職に関わらず、離職票をハローワークに提出した日から7日間は待機期間という扱いになります。
この7日間は失業保険の給付対象の日数としてカウントされません。

また、4週に一度はハローワークに行き、就職活動を行ったが現時点ではまだ就職先が見つかっていない旨の申告書を提出しなければ、失業保険は給付してもらえません。
それを提出後1週間程度で、指定の銀行口座に失業保険が振り込まれます。

2.失業保険の給付制限期間

自己都合による退職の場合は、待機期間終了の翌日から3ヶ月間は給付制限期間となります。
残念ながら、この期間においては失業保険の支払いがされません。

一方、この給付制限期間でアルバイトを行ったとしても、その後の失業保険の受給に影響を受けませんので、無職でお金に困ったら、この副業が一番楽して稼げるを参考に、効率のいいバイトをしてみるのもいいですね。

3.失業保険の給付期間

①会社都合による退職の場合

給付日数については、以下の表の通りとなります。

雇用保険加入期間1年未満1年以上
5年未満
5年以上
10年未満
10年以上
20年未満
20年以上
30歳未満90日90日120日180日 –
30歳以上
35歳未満
90日90日180日210日240日
35歳以上
45歳未満
90日90日180日240日 270日
45歳以上
60歳未満
90日180日240日270日 330日
60歳以上
65歳未満
90日150日180日210日 240日

②自己都合による退職の場合

給付日数については、以下の表の通りとなります。

雇用保険加入期間10年未満10年以上20年未満20年以上
年齢を問わず90日120日150日

4.失業保険の給付金額

失業保険の給付金額は、

  • 離職時の年齢
  • 離職時の賃金

により、給付金額の計算式や給付率が異なるため複雑です。
計算式や給付率の一覧もありますが、自分がどれくらいもらえるかは、CASIOの雇用保険給付額の計算サイトを利用することをオススメいたします。

私は、一度だけ事業閉鎖に伴う会社都合で退職した際に、失業保険の給付を受けましたが、直近の給与の6割程度の給付金額でした。
最大で33ヶ月給付を受けることは出来ましたが、6割という金額は、もらえないよりいいとは言え、やはり不十分なものでした。

繰り返しになりますが、転職は可能な限り失業保険の給付を受けない形ですべきです。

以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。

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