様々な難関をクリアして、やっと手にした新たな職場。
期待もあれば不安もありますよね。
採用した企業は、当然のことながら、あなたに期待して入社を決めた訳ですから、その期待に応えられなければ、あなたの居場所はなくなってしまいます。
周りの社員もあなたのことを見ています。
そういう中で、あなたが転職先で成功するために最も重要なポイントが2つあります。
これさえ押さえておけば、新たな職場で絶対に成功できます!
この2点は常に意識して行動してください。
1.早く周りの人に溶け込む
採用を決めた企業があなたが望んでいることは、ある特定の業務をこなしてもらうことです。
ただ、それを実現するには、既存の社員といいコミュニケーションをとれることが大前提です。
それが出来ないようであれば、周りの人もあなたに協力したいとは思ってくれません。
それを実現するために以下の2つのことを心がけましょう。
①周りの社員の名前を憶える
突然、見知らぬ人がたくさんの職場に行きますから、人の顔と名前を一致させる、ということは結構大変です。
ただ、周りの社員(同部署だけでなく、業務上、関連のある他部署の社員も含め)の名前を憶えることは非常に重要です。
なぜなら、人を名前で呼ぶことにより、呼ばれた相手は私のことを憶えてくれたんだ、という親近感を感じてくれるためです。
あなたが、名前を呼ばれず「すみません。」と声をかけられるのと、名前で「○○さん。」と呼ばれるのとどちらがいいですか?
明らかですよね。
入社当初は、いろんな社員を紹介されると思いますが、その直後に、その社員の特徴と名前をメモし、その日の帰社前に、顔と名前を一致させられるか確認しましょう。
②業務時間外でのコミュニケーションをしっかりとる
会議や打ち合わせでの話は業務を遂行するために必要ですが、各々の社員と仲良くなり、いいコミュニケーションを取るには、それだけでは不十分です。
飲み会を頻繁に行う職場であれば、少なくとも入社当初は積極的に参加しましょう。お酒が飲めなくても、その旨を伝えて、ウーロン茶でも飲みながらで構いません。
皆と、仕事やそれ以外のことを本音で話せるのは職場ではありませんから、そういう場に参加することは非常に重要です。
飲み会をあまり行わない職場であってもいいコミュニケーションを取る方法はあります。
ランチを一緒にすることにより、職場では聞くことのできないいろんな話を聞けます。
ひとりで仕事に没頭するだけでは、いい人間関係は作れません。
是非、このことは十分に気にしておいてください。
2.早く実績を作る
周りの人の溶け込めるようになれば、次は少しでも早く実績を上げることです。
中途社員は、ある役割を担ってもらうために入社している訳ですから、それに対して早く結果を出すことは当然のことなのです。
そのために必要なポイントがあります。
①この企業の良い点と悪い点を明確にする。
企業にもよりますが、日本では新卒で入社して以降、ずっと同じ企業に勤務している社員はまだまだ多いです。
そういう社員は、その企業のやり方が正しい、と思って業務をしています。
何かと比較することが出来ないためです。
一方、あなたは、少なくとも1社以上の別の企業での経験があります。
ですから、入社した企業の仕事のやり方、業務フロー等の良し悪しを判断することが出来ます。
その能力は積極的に活用しましょう。
それが中途社員として入社したあなたの一番の武器です。
あなたが感じた、この企業の悪い点を改善する提案を行い、それを実現できれば、企業はあなたを採用してよかった、と本気で感じてくれます。
一方で、良い点については改善の必要はないですが、周りの社員にはその事実を伝えてあげましょう。
あなたが、もしその企業の悪い部分だけを列挙するだけしかしなければ、周りから「いけ好かない人」というレッテルを貼られ、いいコミュニケーションがとれなくなる恐れがあるからです。
中途社員は、慣れるまで様々なことに気を遣って日々の業務を行う必要がありますが、上記の大きな2つのポイントはしっかり実践するように心がけてください。