現職でのパワハラが原因だった場合の転職理由はこう説明しよう!

今回は、現職でのパワハラが原因だった場合の転職理由、について事例紹介いたします。

 

面接の中で注意が必要になるのが、現職を退職しようとしている(もしくは前職を退職した)理由の説明です。
表現を誤ると、非常にネガティブな人物を解釈され、採用が難しくなります。
そのため、面接でよく出る質問の中でも最も重要なもののひとつになります。
(その他の質問については、転職時に面接でよく出る質問を参照)

 

そこで、転職理由に関する各種事例を紹介いたします。
是非、参考にしてみてください。

 

 

1.回答例:現職のパワハラが原因の場合

 

私は直属の上司からパワハラを受け、業務を正常に遂行することが難しい状況であるため、現職の退職を決めました。

 

上司に業務報告に行くと、大声で「お前のような奴は死んでしまえ!」などと罵詈雑言を浴びせられるのは日常茶飯事で、顔を殴られたことも5回ほどありました。

 

周りの同僚にも相談したのですが、その上司が人事部長と同期で仲がよく、以前も同様な問題で、被害を受けた人が人事に相談に行ったところ、相談に行ったことがその上司に伝わり、もっとひどいパワハラを受けた、という事実を知らされました。
そのため、私もそれ以上の改善行動を躊躇しました。

 

上司に問題があるのですが、会社自体にもこの問題を解決する仕組みがないことを残念に思うと同時に、私は自分のキャリアを生かし、貢献できる別の会社を探すことを決意しました。

 

 

2.回答例の補足

 

例文は上記の通りですが、この例文は可能な限り使用しないでください
なぜなら、パワハラが理由の場合は、面接で話さないですむのであれば話さない方がいいからです。

 

面接官はパワハラの現場を見ているわけではないため、あなたがどんな仕打ちにあっていても、
「面倒な人かもしれない」
「責任転嫁の癖があるのかもしれない」
「忍耐力が不足しているかもしれない」
という、良くない印象を持つかも知れないためです。

 

ですから、大変だと思いますが、何とか他の理由を見つけ、それに基づいて転職理由を説明してください。

 

ただ、客観的に見た時に、その転職理由が弱い場合はありえます。
万が一、そのことを面接官から追求されたら、その時には最終手段としてパワハラについて触れましょう。

 

パワハラについて伝える際は、主観的にならず客観的に伝えるように努めてください。
誰もが「これはパワハラだ!」と判断できるような事実を伝えてください。
そして、可能であれば、パワハラの改善に向けて自分がどんな努力をしたか、も伝えてください。

 

パワハラの場合は、絶対に本来の退職理由に触れるべきではない、とアドバイスしているサイトがほとんどです。
しかしながら、私は転職エージェントの担当者と相談の上、上記の方針で面接に向かい、結果的にパワハラの件を話すことになった機会がありましたが、見事に内定をいただきました。

 

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