ここでは、私が転職活動の中で経験したエピソードをご紹介しています。
今回は、私が転職を決意する時についてのエピソードです。
あなたは、何をもって転職を決意しますか?
皆さんも「仕事を辞めたい」と思ったことは一度ぐらい必ずあるでしょう。
もちろん、私もあります。
仕事がキツ過ぎる時
見合う報酬が得られない時
仕事が上手くいかない時
上司・同僚と上手くいかない時
一時的な問題であれば、それは逃げずに様々な工夫をして、その問題を解決していかなければならない、と私は思っています。
ただ、問題が慢性化した時は、その問題とどう向き合っていくか、真剣に考えていかなければなりません。
一時的な問題で転職した人はほとんどいないと思いますが、慢性化した問題に直面して転職を決意した人は多いと思います。
では、ここで皆さんに質問させてください。
「あなたは、何をもって転職を決意しますか?」
皆さんは自分の仕事姿を、胸を張って見せられますか?
もちろん回答は人それぞれだと思います。
私よりもずっと納得性のある判断基準をお持ちの方もいらっしゃると思います。
ただ、こんな「ものさし」で考えてもいいのではないか、私は思っています。
私は、
「大切な人に、自分の仕事をしている姿を、胸を張って見せることが出来ない」
と感じた時に、転職を決意しています。
業務上の何かが出来ない、なんてことではありません。
仕事に対する考え方は、人様々です。
「仕事は単なる生活の糧を得る手段」と考えている人もいれば、「仕事は人生の生きがい」と考えている人もいるでしょう。
私は、大した趣味等も持ち合わせていない、ということもあり、かなり「仕事は人生の生きがい」と考えている人側に寄っています。
仕事をすることにより、光り輝いていたいのです。
そんな私ですが、職場で光り輝いていた時もありましたし、薄暗く沈んでいた時もありました。
今の私にとって大切な人とは、妻と子供です。
その家族に、光り輝いた自分を見せることが出来ない、と感じた時には、光り輝いた自分を取り戻せる環境を探すことを最優先で考える、私はそういう思考になっています。
生活をするためには、光り輝かなくても、地面に這いつくばってでも、給与条件の良い今の職場に踏みとどまる、という考え方もあります。
もしかしたら、そう考える人の方が私よりもずっと家族思いの人なのかもしれません。
ただ、私は仕事を人生の生きがいと考えているため、残念ながらそのように考えることが出来ないのです。
あなた用の、退職を決意する「ものさし」は必要
「あなたは、何をもって転職を決意しますか?」
この質問に正解なんてないのかもしれません。
ただ、皆さんは皆さんなりの回答を準備しておかないと、転職の判断が出来ない、もしくは転職したことを後悔してしまうことになるのではないでしょうか?
私は30代後半以降、何度も転職をしていますが、一度として後悔した転職はありません。
なぜなら、転職に関する自分の「ものさし」に基づいて判断したという自負だけはあるからです。
もし、今まで職場で辛いことがあっても、ずっと我慢をし続けてきた方はいらっしゃったら、我慢の先に素晴らしい未来などないという私の話にも耳を傾けていただきたいです。