私が内定の辞退を決意したワケ しかも契約直前で|転職エピソード

ここでは、私が転職活動の中で経験したエピソードをご紹介しています。
今回は、私が契約直前で内定の辞退を決意したエピソードです。

 

私は内定を辞退したことが3回あります。

 

1回目は以前、転職で同時に多数の内定を獲得するワザでも触れた時のことで、この場合はどうしても1社以外の内定を辞退せざるをえない状況でした。

 

2回目は、求人の給与条件より年収を100万円アップ!の後半で触れた、年収の条件が600万円であったところを720万円に引き上げることができた時の話です。

 

今回は、3回目の、あることに納得できず、契約直前で内定を辞退した時の転職エピソードです。

 

 

転職先が決まる前に会社を辞めての転職活動

私は一度だけ、転職活動で絶対にしてはいけないことで書いた通り、次の転職先が決まる前に、現在の会社を辞めてしまったことがあります。
その時に限って、なかなか転職先が見つかりませんでした。

 

そういう状況の中で、ある転職エージェントから求人を紹介いただきました。
その企業は、私の家ではよく利用しているお店を運営している会社で、私の中では評価も高く、とてもありがたい話でした。

 

是非とも内定をいただきたくて、今まで以上に面接対策も行いました。
その甲斐もあり、2回の面接もクリアし、社長による最終面接も無事クリアすることができました。

 

 

気になる採用条件

そのため、人事担当と最終的な条件について話することになりました。
その時に、非常に気になる2つの条件に関する話が出たのです。

 

ひとつは、転職エージェントからも若干聞いていた話ですが、正社員ではなく契約社員として採用したい、というものでした。

 

聞くと、その会社の社員は長期間勤務している社員も契約社員が多い(7割ぐらい)との事でした。
私が正社員での採用を希望している旨を伝えると、半年勤務して以降、上司の推薦があれば可能との事で、採用時は難しいとの返事でした。

 

この件は気のなったのですが、それ以上に気になったのが、契約時の年収額の件でした。

 

現職の年収は維持するが、いったんその年収より100万円程度低い年収で契約して欲しい、という話をされたのです。
一度、その条件で契約したら、その後再度、すぐに契約し直す、というのです。

 

理由は、転職エージェントへ報告する契約年収を低くし、エージェントへの報酬額を下げて、コストを抑えたいから、というものでした。

 

この話には非常に落胆いたしました。

 

その話が事実であれば、あまりにもセコい話で、その企業では同様なことを様々なシーンで行っているのでは、と思わざるを得ませんでした。
取引先に対して非常に失礼な話です。

 

また、その話が事実でなければ、状況はもっとひどいことになるかも、と思いました。
作成された契約に基づき、私は現職の年収から100万円程度低い年収で働かされる可能性すらある、と不安に感じてしまったのです。

 

そもそも、そんな話を、これから入社しようとしている者にすべきではないです。

 

 

内定辞退を決断

前職を退社して既に4ヶ月が経過していたため本当に悩みましたが、内定を辞退しました。

 

内定を辞退する旨を転職エージェントの担当者に話した際は、当然ながら嫌な顔をされました。
こんな状況の私にせっかく求人を紹介したのに、という思いはあったと思います。

 

ただ、いいことだったのか、悪いことだったのかはわかりませんが、私は人事担当から聞かされた話を転職エージェントの担当者に伝えることはしませんでした。

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