ここでは、転職に関する様々な悩みや疑問についてアドバイスしていますが、今回は、履歴書の賞罰欄についてです。
履歴書の賞罰欄に、どこまで具体的に記載しないといけないかわからない、悩む方もいると思います。
まずは、そもそも「賞罰」とはどういう意味かをまず確認しましょう。
「賞」とは、受賞歴・表彰歴のことです。
日本国内および国際的に有名なものが対象です。
「罰」とは、犯罪(有罪)歴のことです。
刑法に触れて有罪判決を受けた刑事罰が対象になります。
行政罰は対象外となります。
交通違反は基本的に行政罰ですが、重度な違反は刑事罰になりますので注意が必要です。
なお、有罪判決を受けていなければ履歴書上の「罰」の対象とはなりませんので、
- 告訴されたが示談して不起訴になった
- 執行猶予がつき、その期間が経過した
場合は、履歴書への記載は不要となります。
実は、現在の履歴書の書式の中には、賞罰欄があるものとないものがあるのをご存知ですか?
また、求人側の企業も、履歴書の提出は求めても、賞罰欄の有無等の書式の指定をしないことがほとんどです。
私は、一度も履歴書の書式について指定を受けたことがありません。
ですので、個々人の経歴に応じて、以下のような書式選択をするのが賢明です。
1.犯罪歴がある、もしくは受賞歴・表彰歴がない場合
この場合は、賞罰欄のない書式の履歴書を利用しましょう。
厚労省が推奨するJIS規格の履歴書にも賞罰欄はありません。
犯罪歴があれば当然記載しない方がいいですが、「賞」も「罰」も何も書くことがない人も「なし」と書くだけになりますので、賞罰欄のない書式の履歴書の方が適切です。
犯罪歴があるにも関わらず賞罰欄に「なし」と記載すると、告知義務違反とみなされますので、それを避けるためにも、書式の選択は間違わないようにしましょう。
2.犯罪歴はなく、受賞歴・表彰歴がある場合
1.に該当する方が圧倒的に多いため、賞罰欄のない書式を利用する人が多くなると思いますが、自己PRになる、誇れる受賞歴や表彰歴があれば、あえて賞罰欄のある履歴書を利用することをオススメいたします。
その受賞歴・表彰歴自体が、求人の業務を遂行するにあたり有効な場合は当然ですが、日本国内・国際的に有名な受賞・表彰は、業務に関係ない場合にもあなたに有効に作用します。
そういう受賞・表彰を受けたということは、その人の人格などを推し量れる重要な情報であるからです。
普通の人が手に出来ないものを持っているわけですから。
面接の際にも、必ずその点を質問されますので、うまくPRに活用しましょう。
うまくやれば、面接自体を和やかに進行させる効果もありますよ。
以上にて今回の件の回答とさせていただきますが、それ以外の転職に関する様々な疑問・悩みにについても、転職の疑問・悩みについてアドバイスします!、でお答えしていますし、おすすめの転職サービスで紹介している転職エージェントに様々な疑問・悩みを相談してみるのもいいでしょう。
是非、参考にしてみてください。