ここでは、私が転職活動の中で経験したエピソードをご紹介しています。
今回は、面接で経験したエピソードです。
カラスの色は白い?
以前、ある専門商社の面接を受けた時に、こんな質問を受けました。
上司が「カラスは白いよな?」と言ってきたら、どう答えますか?
よく面接で聞かれる質問に関しては準備していましたが、こんな質問は想定していませんでした。
その後、ネットで調べてみると、以前からそのような質問がされるケースもあったみたいでした。
永田町では、代議士の秘書の心得として、
「はい。私も白いと思います。」
「はい。カラスは真っ白です。」
と答えるべきと言われているようです。
絶対服従を美徳としている訳です。
確かに、組織としてボスの言うことは絶対ですが、明らかに事実と異なる認識について、部下が異を唱えることは正しい行為です。
任務遂行において、「必要」かつ「適切」な範囲においてのみ、命令は「絶対」になる、と解釈するのが、通常の社会では適切だと思いますので。
私はこう答えた
上記質問を受けて、私はとっさに以下の回答をしました。
ネットや本でカラスの画像を探し、
「カラスはこれですが、白に見えますか?」
と上司にご確認いただく。
誤ったことを受け入れることは良くないと思っていたため、白であることを肯定できませんが、強くノーと言うのも角が立つ、と思っての判断でした。
この企業からは無事に内定をいただきました。